ピロリ菌除菌後の経過と胃炎対策
1年前にピロリ菌除菌のために検査を受け、鳥肌胃炎が認められたため、1年ごとの定期検査です。
本記事ではピロリ菌除菌後の胃炎の経過とその対策をお伝えします。
ピロリ菌とは
ピロリ菌とは胃の粘膜表面に生息している菌で、乳幼児期に親からの口移しや汚染された水などから感染すると言われています。
50代で40%程度、20代で10%程度の人が感染していると言われています。
また、ピロリ菌に感染しているほとんどの人に慢性胃炎があると言われています。
ピロリ菌は胃がんのリスクを高めるため、発見された場合は除菌が推奨されています。
副腎疲労とピロリ菌の関係
では、ピロリ菌は副腎疲労にどのように関係するのでしょうか。
①炎症
炎症を抑えるためにコルチゾールが浪費される。
②胃の動きが悪くなる
食べたものが胃で停滞するため、少し食べただけでお腹いっぱいになってしまい、栄養が十分に摂れない。
③胃酸が減る
慢性胃炎が長期間続くと、胃粘膜にある胃液や胃酸を分泌する組織が減少する。胃酸が不足しているとタンパク質が消化できない、B12不足、SIBOなど様々な悪影響がある。
ピロリ菌除菌の予後
こちらが、昨年の除菌前の検査画像です。
見ての通り粘膜が鳥肌状に見えることから鳥肌胃炎と呼ばれていて、リンパ濾胞の増生によるものです。
こちらが今年の検査画像です。
鳥肌胃炎の凹凸が少し落ち着き、平定化しているのがわかります。
一部に萎縮性胃炎が認められるのと逆流性食道炎も指摘されました。
画像の色が異なるのは病院を変えたからです。
今年の病院では咽頭と食道も診てくれましたが、昨年の病院では説明が何もなかったため、食道炎の経過は不明です。
病院選びって大事ですね!
症状としては胃の膨満感が強くありましたが、除菌前が10だとしたら、今は7くらいになりました。
除菌後の慢性胃炎の予後について調べた情報によると、鳥肌胃炎は除菌から2年くらいでなくなり、萎縮性胃炎が治るのには少なくとも10年位はかかるようです。
胃炎対策
上記でお伝えしたように、除菌をすればすぐに胃炎が治る訳ではなく、症状が残ることもあります。
そこで、除菌後の胃炎対策について考えてみました。
・グルタミン
胃炎や胃潰瘍の治療薬として使われている
細胞分裂促進、上皮細胞の修復、胃粘膜の保護作用
・ビタミン、ミネラル
細胞分裂、粘膜修復に関与
・ムチン
長芋、里芋、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、納豆などに含まれるネバネバ成分
体内でも産生され、涙や胃腸や鼻などの粘液に含まれる
胃粘膜保護の役割を持つ
・抗炎症ハーブ
・オメガ3
細胞膜の脂肪酸のバランスを整え、抗炎症作用
上記を取り入れてみようと思います。
最後に
恐らく、胃炎は私の体内で最も大きな炎症です。
数か月レベルで治るものではなさそうなので、気長に付き合っていこうと思ってます。
また、普段から胃に優しい食事をこころがけていきます。